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【本要約】本田直之【レバレッジ・リーディング】第2章 本探しは投資物件選び ビジネス書の効率的スクリーニング術

目次

投資の手法を本選びに応用する

著者は本の読み方だけでなく、探す段階からがとても重要であると考えています。

 

レバレッジ・リーディングでは、投資の手法を応用して以下の3つのステップが考えられる。

  1. 投資目的を明確にする
    自分の人生の目標や現状の課題などを考え、今、必要なのはどんな本かを意識する
  2. 情報収集とスクリーニング
    書評や口コミなど、自分の勘以外の意見を参考にして、読むべき本を絞り込む
  3. 買い方
    ネット書店とリアル書店のそれぞれの利点を生かして使い分ける

 

目的を明確にする

まず第一に必要不可欠なのが、「目的を持って本を選ぶ」ことです。

 

有料の書評サービスを利用する

これは日本にもありますが、特にアメリカで盛んです。忙しくて本を読めない人に代わってサービス業者のスタッフが主な新刊を読破し、読むべき本を選んで紹介するというサービスです。

 

著者が主に利用しているのは、「Audio-Tech Business Book Summaries」「Executive Book Summaries」の二社によるサマリーサービスです。どちらもサービスにそれほど差はなく、年会費は120~150ドルで、毎月2~3冊分のサマリーが5~10ページ程度のPDFデータで、またそれを朗読した音声データをダウンロードすることもできます。

 

audiotech.com

www.summary.com

 

ネット書店とリアル書店を使い分ける

次に、本の購入方法を紹介したいと思います。レバレッジ・リーディングでは、読書すなわち投資ですから、買い方は「仕入れ」に該当する重要な行為です。

 

今はインターネット書店(ネット書店)が数社あり、ビジネスパーソンの間にもかなり浸透しつつありますが、レバレッジ・リーディングでは、市中にある一般の書店(リアル書店)との使い分けを徹底するのが特徴です。

 

忙しいビジネスパーソンにとって、24時間オープンのネット書店は強い味方です。

 

ただし、ネット書店だけ利用していても、やはり偏りが生じてしまいます。

 

リアル書店では、書店ごとのおすすめがわかるような、店頭での並べ方やポップといったプレゼンテーション、品揃えなど、それぞれのお店の特徴や意図があります。こう考えると、リアル書店での選び方は受動的なものであるのに対し、ネット書店は能動的と言えるかもしれません。