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最重要な読書後フォロー
せっかく投資した時間とコストを回収するためには、これから述べる「読書後のフォロー」を行うことが絶対に必要です。読んだ直後は内容を覚えていても、絶対に忘れていきます。
それでは、なぜ忘れるのでしょうか?それには次の二つの理由が考えられます。
- ポイントをメモしなかったから。
- 実行しなかったから。
メモすることで記録に残し、実践に使ってみましょう。メモの内容を自分の中に刷り込んでいき、習慣化することで正しいやり方を身につけたり、あるいは、実践のプロセスで、メモしたことがそのままで使えるか使えないかもわかるでしょう。
レバレッジメモの作り方
著者は本の中で線を引いた部分をパソコンに打ち込んで、メモを作ります。このメモはさまざまな本の中で自分にとって重要なポイントを集めた、いわば「究極の本」のようなものです。
それでは、「究極の本」の作り方を紹介します。著者はこれを「レバレッジメモ」と名づけています。
作り方といっても、ただパソコンに入力して、A4判サイズのコピー用紙にプリントアウトするだけです。それをいつも身につけて、折に触れて読み返します。しかも、著者は現在の自分に合ったところのみを読むことにしているそうです。
要は最終的に持ち運びに便利な形になればいいわけで、こうしてブログに要点を書き残すのでもいいのかなと私は感じました。
一度読んだ本は二度読まない
さて、このようにメモを作ってしまえば、本そのものは、出がらしのお茶の葉のようなものです。読み返すよりも、新しい本を読んだり、メモを読み返したりすることに集中したほうが、効率よくエッセンスを吸収することができます。
しかし、名著の中の名著は別です。
試しに同じ本を数年後に読み返してみてください。線を引くところは絶対に同じではないはずです。
このような読み方ができるのも、名著の条件だと思います。そういうふうに大事にとっておいて、折に触れて読み返す本は、何冊かあってもいいでしょう。しかし基本的に、一度読んだ本はもう読みません。
著者が例外的に読む本は、1年で400冊読むうち、せいぜい5%程度で20冊くらいだそうです。