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【世界の一流は「雑談」で何を話しているのか】はじめに2

「1on1」ミーティングは単なる面談!?

日本のビジネスマンは、雑談の必要性や重要性は認識していても、雑談に対して苦手意識を持っていたり、会話が途切れることを必要以上に心配している人が多いようです。

1on1で期待したほどの成果が得られていないのが現状ですが、その原因は、雑談に問題があるように著者は思います。

コロナ禍によるテレワークの増加によって、メンバーの孤立化の問題が表面化したことも、「1on1」の実施に拍車をかけています。

現実の「1on1」はアジェンダの進捗状況を確認するだけに留まっており、単なる「面談」で終わっているケースが多いのです。

上司は部下を評価する立場にありますから、部下が「下手なことをを話したら、マイナス評価になる」と身構えて、急に無口になってしまうのも無理はありません。

目的さえはっきりすれば雑談を楽しめる

多くの日本人ビジネスマンは「雑談が上手い人=おしゃべりが上手で、面白い話をする人」と考えているようですが、ビジネスの現場では、それだけでは不十分です。

世界基準のビジネスの最前線では、「明確な意図を持ち、そこに向かって深みのある会話ができる人」こそが「雑談の上手い人」とされています。

雑談が苦手と感じている人の多くは「目的のない会話」が不得意な人たちです。

視点を変えれば、無目的に何かをするのが不得意な人というのは、しっかりとした目的が定まっていれば、最大限に強みを発揮できる人たちだと思います。