【本要約】柿内尚文【パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法】第3章 「考える技術」を思い通りに使いこなす
目次
アイデアは浮かんでくるものではなく、つくるもの
この章では、具体的に「考える技術」を身につけ、答えやアイデアを生み出す方法を解説していきます。
アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せます。
「考える技術」でアイデアを生み出すためには、3つの大切なルールがあります。
- ゴールを決める
- インプットして現状を整理する
- 考える=「考えを広げる+考えを深める」
ゴールを決める
すべての思考にはまず「ゴール(=目的)」の設定が必要です。
ゴールを設定すれば、悩みの半分は解決したようなものです。
手段を目的化させない
「ゴールを決める」とは、「そもそもからはじめる」ことです。
インプットして現状を整理する
現状整理で必要なことは、次の3つの過程です。
- 課題を決める
- 必要な情報をインプットする
- インプットした情報を整理する
インプットでは、100%ではなく、60%くらいのインプットができたら先に進みます。
考える=「考えを広げる+考えを深める」
考えを広げる方法
- 「かけあわせ法」→スティーブ・ジョブズも使っていた新しいものを生み出す方法
- 「数珠つなぎ連想法」→既存のものに新しい魅力、価値を発見したいときに
- 「ずらす法」→どんづまりの課題を解決したいときに
など。
考えを深める方法
- 「360度分解法」→「いいところ」「強み」が見つかる
- 「ポジティブ価値化」→弱み、短所を強み、長所に変える
- 「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」→説得力がグッと高まる方法
など。
「かけあわせ法」
「かけあわせ法」のポイントは、出会ったことがない言葉と言葉を合わせることです。
ヒットの重要な2大要素は「新しさ」と「共感」です。
元中学校校長で、教育改革実践家の藤原和博さんはこれからの時代に勝つ人材について、自分自身をレア化することが大切と書いています。
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自分自身をブランディングするときにも、「かけあわせ法」は使えます。
奇跡の出会いを求め、とにかく数、数、数!
「かけあわせ法」のやり方は、奇跡の出会いが生まれるまでキーワードに思い付いたものをかけあわせ続けるのです。
360度分解法
「360度分解法」は、「いいとこ探し」ができる思考法です。
「あの人、感情的で面倒だな……」と決めつける前に
まず、真ん中にテーマを書きます。そのまわりに、「ジャンル」を書いていきます。そして、「ジャンル」ごとに、そのテーマについて思いつくことをどんどん書いていってください。
このとき意識してほしいのは、ダメなことばかりでなく、いいところも書き込むことです。
そして、書いたものを見て、長所は短所に、短所は長所に変換してみてください。
そうすると、自分がネガティブに見ていたことが、実はポジティブな要素でもあることに気づきます。