【読書メモ】【マインドフルネス瞑想入門】Chapter1 瞑想をはじめよう
マインドフルな状態になるために
マインドフルネスとは、「今、ここ」に100%心を向ける在り方のことです。
マインドフルネスを理解するために、反対に、マインドフルネスではない状態のことを思い浮かべてみたいと思います。
その状態のことを、「マインドレスネス」と言います。
たとえば、心配してもしかたがないことを心配しすぎたり、すでに終わった過去のことを延々と考えてしまうことはありませんか。
瞑想をやってみよう
マインドフルネス瞑想は、今この瞬間、自分の内側で起こっていることに100%注意を集中させて観察し続けるための、いわば脳や心のトレーニング。
基本的には、姿勢を正して、ただ自分のしている「呼吸」に意識を向けるだけ。
実践を重ねていくなかで、呼吸と身体と心が一つになる感覚が高まっていくのです。
瞑想のきほん① 姿勢
姿勢が心を整える
一般的なマインドフルネス瞑想では、姿勢や呼吸についてはあまり細かく紹介されていませんが、本書では最初に、瞑想の基本となる姿勢や呼吸法などから解説していきます。
なぜなら、姿勢や呼吸が不自然な状態で内面に意識を集中させようとしても、なかなか集中が深まりにくいからです。
姿勢を整えるだけでも次のような効果があります。
①呼吸が変わる
骨盤を起こして、背すじをピンと伸ばすだけで、肺をひろげ、呼吸が深くなります。
②気持ちが軽くなる
背骨をまっすぐに伸ばすと、神経や内臓への圧迫がなくなり、体が軽くなることで、心にも良い影響があります。
正しい姿勢のつくり方
瞑想を効果的に深めてくれる姿勢の一番重要なポイントは、よけいな緊張をゆるめて、最小限の力で背すじを伸ばしていくこと。背骨が気持ちよく伸びていて、首や肩に、よけいな力が入っていないということです。