定義 2.8
- 位相空間
が連結であるとは、
であるような開集合
に対して、決して
とならないことをいう。そうでないとき、
は不連結という。
- 位相空間
が弧状連結であるとは、任意の点
に対して、ある連続写像
が存在して
を満たすときをいう。弧状連結性は、わずかな例外を除いては実際は連結性と同値である。
- 位相空間
のループとは、連続写像
で
を満たすものである。
内の任意のループが連続的な変形で1点につぶれるとき、
は単連結であるという。
例 2.12
- 実直線
は弧状連結であるが
はそうではない。一方
は弧状連結であり
もそうである。
は弧状連結。円周
は単連結ではないが、
ならば
は単連結である。
次元トーラス
は弧状連結だが単連結ではない。
は弧状連結ではない。
は弧状連結だが単連結ではない。
は弧状連結かつ単連結である。