2つのベクトル空間が与えられ、
に対して、
が
を満たすとき、
を線形写像という。線形写像は、ベクトルの和とスカラー倍を保つ準同型写像の例である。線形写像
の像とは、
、
の核とは
のことであり、それぞれ
と書く。
なので、
は空集合にはなり得ない。線形写像
において
が体
そのもののとき、
を線形関数という。
が同型写像であるとき、
は
に同型であるといい
と書く。このとき当然
である。任意の
次元ベクトル空間は
に同型なので、それらすべてを同一視して考える。ベクトル空間の間の同型写像は
の元である。