2023-09-09 【代数トポロジーの基礎 基本群とホモロジー群】2.7.2 球面の単連結性1 数学 読書 代数トポロジーの基礎 基本群とホモロジー群作者:和久井 道久近代科学社DigitalAmazon代数トポロジーの基礎 基本群とホモロジー群価格: 3850 円楽天で詳細を見る 球面の単連結性 第2.4節で示されたように、であるから"1次元球面"は単連結ではない。しかし、この節の冒頭で述べたように、2次元以上の球面については次が成り立つ:定理 2.7.4 のとき、次元球面は単連結である。定理を証明するために、補題を2つ用意する。補題 2.7.5 を位相空間、を内の道とする。の分割をとり、各に対して、を によって定義する。このとき、が成り立つ。 を位相空間の開集合とし、かつであるとする。