2024年1月、新NISA制度がスタート!
以前からNISA制度はありましたが、2024年から、「どこまでの金額なら、儲けても税金を取らないか」という範囲が、大きく拡がることになります。
本章では、上の金融庁の解説ページで用いられている表の重要なポイント、「新NISA制度の7つのルール」について、図を用いて解説していきます。
ルール②ハコの中で増えたお金には、税金がかからない
株を買うと、次の2種類のリターンが得られます。
株から得られるリターン:売却益
株を買うことで、得られるリターン。まず一つは、株の値上がりです。
先ほどの図のとおり、100万円で買った株が120万円に値上がりすると、どうなるか。
通常の場合、「利益の約20%」に対して、税金がかかります。
ちなみに、この部分に税金がかかるのは、株を売ったときのみ。
この「値上がり分の税金」を取られないようにするのが、新NISAというハコ。
株から得られるリターン:配当金
先ほどの図でいうと、赤枠点線の「3」と書かれている部分=配当金。企業の利益があなたに還元されますが、通常はここからも税金が引かれます。
しかし株をNISAというハコに入れておけば、「株から得られる配当金」に対しても、永久に税金がかからなくなるのです。
ただ【ルール①】のとおり、ハコに入れられる金額は1,800万円まで。他にもいくつか制約があるので、続けて確認していきましょう。