人類史上最大のベストセラー
聖書は、世界で20億人にも及ぶ人々が信奉する書物。いわば、人類史上最大のベストセラーといっても過言ではありません。
『旧約聖書』は、「創世記」において神による世界の創造を記すところから始まります。その後、古代地中海東岸に暮らしたユダヤ人の歴史が神と人との交流とともにつづられます。
この『旧約聖書』は、ユダヤ教徒とキリスト教徒が共通して信奉する聖典となっています。
イエスの教えと生涯が語られる『新約聖書』
一方の『新約聖書』は、主に紀元1世紀のパレスチナで愛の教えを説いたイエスの生涯と、その弟子たちの伝道活動が語られます。
その『新約聖書』で最も重要なものは、4人の記者がそれぞれの視点からイエスの生涯をつづった4つの「福音書」。さらに、弟子たちの言行録や手紙を収録することでイエス昇天後の伝道の歴史が語られます。
そして最後に「ヨハネの黙示録」を収録し、世界の最終的な審判を描き、幕を下ろします。