- 1 自分のストーリーを書き換える
- 2 自制心と意志力を身につける
- 3 習慣を変えて人生を変える
- 4 自分の人生に責任を持つ
- 5 不平を言うのをやめる
- 6 自分を不当に扱ったすべての人、とりわけ自分自身を許す
- 7 言い訳をやめる
- 8 嫉妬と羨望を克服する
- 9 ポジティブな思考を選ぶ
- 10 自分を鼓舞する信念を持つ
- 11 他人を批判しない
- 12 現状に対する解釈を変える
- 13 物の見方を改善する
- 参考書籍
1 自分のストーリーを書き換える
あなたは自分のストーリーの脚本家で、監督で、主演俳優だという。だから、もしそのストーリーが気に入らないなら、思い切ってそれを変えればいいのだ。
あなたは自分自身をつくり変えることができる。毎日が新しい人生を送る機会をもたらすのだ。
努力を積み重ねて粘り強く戦おう。途中であきらめてはいけない。気を引き締めながら楽しもう。
2 自制心と意志力を身につける
自制心と意志力があれば、人生で大きなことを成し遂げることができる。
もし自制心と意志力が足りないと感じるなら、達成可能な小さい目標を設定することから始めればいい。
Question
- 人生のどの分野で自制心と意志力が足りないと感じるか?
- 自制心と意志力を身につければ、どんな恩恵を得ることができるか?
- その目標を達成するための第一段階は何か?
Exercise
目標を細分化し、各課題に締め切りを設定して、一つひとつをやり遂げよう。
3 習慣を変えて人生を変える
今から約2,500年前、古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「習慣が変われば、人生が変わる」と言った。
習慣を変えるうえで最も重要なのは、それに気づくことだ。
もし10の習慣を確立するなら、それはなんだろうか?
著者がクライアントにすすめている習慣を紹介しよう。
- 週に3回は運動する
- うまくいっていることに意識を向ける
- 自分の目標に取り組む
- 浜辺や森の中を散歩する
- 家族ともっと一緒に過ごす
- 野菜をもっと食べる
- 友人と会う
- 1日に30分、本を読む
- 1日に15分、1人の時間を過ごす
Exercise
今日から確立したい10の習慣を列挙しよう。
4 自分の人生に責任を持つ
あなたの人生の責任を負っているのは、ほかならぬあなた自身だ。
もし結果が気に入らないなら、自分の思考、感情、行動を変えればいいのだ。
Exercise
人生の主導権を握るために、この1週間で自分ができることを5つ書いてみよう。
5 不平を言うのをやめる
不平を言うことは無益な行為だし、そういう人はまったく魅力的ではない。
あなたはこの悪循環を断ち切り、ほしいものに意識を向けなければならない。
Exercise
不平をすべて列挙しよう。その不平で、あなたは何を成し遂げただろうか?
6 自分を不当に扱ったすべての人、とりわけ自分自身を許す
自分のために怒り、恨み、憎しみを捨てよう。
自分を許すことを覚えれば、他人を許すことは簡単になる。
7 言い訳をやめる
完璧なタイミングは永遠に訪れないのだから、今すぐに始めたほうがいい。
8 嫉妬と羨望を克服する
嫉妬と羨望を抱くと、自分がみじめな気分になるばかりである。
では、この2つのネガティブな感情を克服するにはどうすればいいか。
1 気づく
2 受け入れる
3 自分を愛する
4 自分を他人と比較しない
私たちは他人が失敗しながら成功にたどり着いていることに気づかず、その人が恩恵を受けている場面だけを見て嫉妬と羨望を抱く傾向がある。
5 感謝の気持ちを持つ
6 自分が誰と一緒に過ごしているかに気をつける
7 他人の成功と幸福を祝福する
9 ポジティブな思考を選ぶ
平和運動家ピース・ピルグリムの「思考がどんな強い力を持っているかに気づいたら、ネガティブな思考を絶対にしなくなるはずだ」という名言がすべてを言い尽くしている。
ポジティブな思考とは、現実をあるがままに見て、それを受け入れて最大限に生かすことである。
Exercise
48時間、ネガティブな思考をせずに過ごそう。そして1週間、これを試してみよう。ポジティブな思考をするようになって、人生で何が変わったかを調べてみよう。
10 自分を鼓舞する信念を持つ
あなたがどんな信念を抱いているかは、きわめて重要である。
信念はやがて現実となる。
誰もあなたに信念を押しつけることはできない。自分が最終的にどんな信念を持つかを決定するのは自分自身だからである。
まず、「自分を限定する信念」を捨てよう。
次に、「自分を鼓舞する信念」を持とう。
11 他人を批判しない
他人を批判するたびに、あなたは自分を批判している。他人について気になっていることは、実際には自分について気になっていることではないだろうか。
12 現状に対する解釈を変える
かつてシェイクスピアは「いいとか悪いというのはなく、そのように考えるからそうなるのだ」と言った。
Exercise
最初は悪い出来事に見えたが、あとでよかったと思えた状況を5つ書き出そう。
13 物の見方を改善する
幸せになるうえで心の姿勢は非常に重要である。
たとえ最悪の状況でもプラス面を見よう。どんなに悪い出来事の中にもよいことが隠されている。
物の見方というのは、言うなれば味付けのことだ。人生は味付け次第で甘くもなれば酸っぱくもなる。