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毎日に「ちょうどいい目標」を置く
「長期目標」と「タスク」のあいだの中間的な活動に集中することが、ペースを落とし、日々の生活を充実させ、時間をつくる秘訣だと、著者らは考えます。
焦点を設定しなければ、時間は忘却のもやのなかであっという間にすぎていきます。
ハイライトの「3つの選び方」
「今日1日のハイライトは何にしたいか?」
著者らは3つの基準をもとにハイライトを選んでいます。
基準1つめ:緊急性
今日中に絶対終わらせなくてはならないことがあるなら、それをハイライトにしましょう。
基準2つめ:満足感
何をハイライトに選べば、1日の終わりに最大の満足感が得られるだろうと考えましょう。
基準3つめ:喜び
今日という日を振り返ったとき、いちばん喜びを感じられるのは何をしたときだろうと考えましょう。
ハイライト戦術 ハイライトを選ぶ
戦術01 書く
計画を書き出すことには、魔法のような力があります。
ハイライトを書きとめる方法を1つ選ぶとしたら、著者らはふせんを使うといいます。
戦術03 「優先順位」を明確にする
ハイライトをなかなか選べないときや、生活で何を優先すべきかを判断しにくいときは、次の方法で自分にとって大事なことを順位づけしてみましょう。
STEP1 大事なテーマを「リストアップ」する
- 大きなくくりにして1、2語で表す。
- 優先順位はまだつけずに、ただ書く。
- 3~10個書き出す。
STEP2 そのなかで「いちばん大事なこと」を選ぶ
- 「急を要すること」ではなく、「自分にとっていちばん大事なこと」は何か考える。
- やるのに労力が必要なことは何か考える。
- 自分の気持ちに正直になる。
- 悩まない。
STEP3 「2、3、4、5番めに大事なこと」を選ぶ
STEP4 「優先順位順」にリストを書き直す
STEP5 「いちばん」を丸で囲む
丸で囲むと、それが最優先だということが胸に刻まれます。
STEP6 リストを「毎日のハイライト選び」に役立てる
ハイライト戦術 ハイライトの時間をつくる
戦術08 ハイライトを予定に入れる
- ハイライトに「どれくらいの時間」をかけたいかを考える。
- ハイライトを「いつやるか」を決める。
- ハイライトを「予定表」に書き込む
戦術10 予定表に「ブルドーザー」をかける
ハイライトのために時間を空ける方法として、ブルドーザーをかけるというものがあります。
予定表は思っている以上にコントロールできるものです。
戦術11 正直に「ドタキャン」する
断れる予定がないか考えましょう。
ストレートに理由を話す
約束を守れない理由を正直に話して断るのです。
戦術12 ただ「ノー」と言う
「ブルドーザー」「ドタキャン」でもハイライトの時間をつくることはできますが、優先順位の低い約束から逃れるには、そもそも最初から受けないのがいちばんです。
戦術13 1日をデザインする
1日の予定が完全に決まっていれば、「いまこの瞬間」に思う存分集中できます。
戦術14 朝型人間になる
朝はハイライトに取り組み、1日の準備ができる、2時間ほどの「自由」な時間です。
早起きの習慣をつけたい夜型人間のために、著者のコツを紹介しましょう。
1. 「明かり」「コーヒー」「用事」を使う
2. 「前夜」をデザインする
戦術16 「もう1つだけ」はナシ
疲れ果てるまで働くと、かえって遅れをとりやすくなるのです。
「締め切りタイム」をつくる
スプリントでは、17時を「カットオフ・タイム」(締め切り)にしました。
カットオフ・タイムが近づいたら、ハイライトに取り組めたかどうかを考えます。