目次
1 考える=「広げる」+「深める」
「考える」ことについてまず、最初に知っておいてほしいこと。
それは「考えるとは『広げること』と『深めること』である」ということです。
「広げる」とは、可能性を考えていくことです。
「深める」とは、本質的価値を考えていくことです。
2 「考える」と「思う」はまったくの別物
「思う」は頭に浮かんでくる、感じること。
「考える」は目的のために意識的に思考すること。
インプットはあくまで「考えて答えを見つけるための材料」です。調べること、まとめることはゴールではないです。
「考える」と「思う」は違う。「考える」と「知っている」も違う。
3 考えるには「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある
私は、考えるとはロジカルシンキングのことだと思っていましたが、著者はそうではないといいます。
論理的思考では解決できない問題もある!
データをベースに考える場合、データはあくまでも「過去」の情報です。
一方で、「考える」は未来にベクトルが向いています。
「未来を考える」ときに必要なのが、「非論理的に考える」です。
論理ではなく、直感や思いなど、非論理的なところからはじめる思考法は、先が見えないいまの時代を生きていくうえで、より求められていると著者は考えています。
仕事に「遊び心」が必要なワケ
「考える」ときには「遊び心」も加える。
それが「非論理的に考える」ための大事なポイントです。
「論理」と「非論理」の両方を手なずけることで、自分の「考える力」をレベルアップさせていくことができます。